旅は心を豊かにし、新しい視点を与えてくれるもの。
旅に関する本も同様に自分が旅に行ったと感じさせてくれたり、行きたいと思う旅先を見つける参考になったりするものです。
今回は、旅を愛する人に向けて、僕のおすすめの本を紹介します。
少しでも旅好きなあなたの参考になれば幸いです。
深夜特急
概要
『深夜特急』は、作家・沢木耕太郎による旅行記で、アジアからヨーロッパまでの一人旅を描いた代表作です。
主人公である沢木自身が、インドのデリーからロンドンまで、飛行機を使わず陸路で移動する旅に出ます。
途中で出会う人々や異文化、予期せぬ出来事を通じて、若者としての冒険心や自由を感じながらも、旅の孤独や自己探求の一面も描かれています。
旅を通じて成長し、さまざまな経験を積む姿が、多くの読者に共感を呼んでいます。
感想
インドに行く前に読んですっかりハマった本。
旅先でのリアルな経験や素直な感想がはっきりと伝わってきて、自身も旅をしているような気持ちが出てきたり、「あ〜そういうのあるある!」と共感を持てるようなエピソードが多く、あっという間に読み終わってしまいました笑
これから旅に出る人は、一度、読んでおいて損はない本です。
深い河
概要
『深い河』は、インドのガンジス川を訪れる日本人旅行者たちがそれぞれの心の傷や過去と向き合う物語です。
妻を亡くし人生の意味を探す男、戦争体験に苦しむ元兵士、愛に飢える女性など、異なる背景を持つ登場人物たちが、巡礼の旅を通して自己を見つめ直し、再生の道を模索します。
物語は生と死、罪と許しといった普遍的なテーマを扱い、異文化の中での人間の心の交流を描いた深い作品です。
感想
こちらもインドに行く前に読んだ本。
ガンジス川を題材として、それぞれの人の人生や旅の理由を深掘りして行きます。
これは面白いというよりも、「考えさせられるな。人はそれぞれ何かを求めて旅に出ているのだな。」と旅に関して再度、考えるきっかけになる本でした。
概要
『旅が教えてくれた 人生と仕事に役立つ100の気づき』は、著者が世界中を旅しながら得た人生や仕事に役立つ教訓を100のエピソードとしてまとめた一冊。
旅先での様々な出会いや体験を通じて、困難に対処する方法、心の余裕を持つ大切さ、人とのつながりの重要性など、日常生活やビジネスにも応用できる学びを紹介しています。
旅の経験から得た知恵が、より良い生き方や働き方のヒントになることを、軽快な語り口で綴っています。
感想
筆者の人柄もあるのか、とにかく読みやすいです。
旅の本をあまり読んだことのない方にもスッと内容が入ってきます。
100の気づきということで濃淡はありますが、旅先での経験が人生や仕事でどのように役に立つか具体的に書いてあるので、「なるほどな。」とか「旅の振り返りをしてみよう!」と思わせてくれるような本でした。
旅する木
概要
星野道夫の『旅する木』は、著者がアラスカを中心に自然と共に過ごした日々や、旅を通じて感じた思索を綴ったエッセイ集です。
星野は厳しくも美しい自然の中で出会った動物たちや人々、静かに流れる時間に心を傾けながら、生きる意味や自然の神秘、そして人間の営みについて深く考察します。
彼の繊細で詩的な文章は、読者に自然の豊かさとその中での自分自身のあり方を静かに問いかけます。
感想
アラスカでの自然の美しさや、あらゆる動物たちと共存していく星野さんの姿、大いなる自然の前の人間の儚さを描いたこれもまた、旅や人生について考えさせられる本です。
日常の喧騒から離れて、悠々自適な自然を本を通して楽しむ事ができます。
筆者の美しい日本語や優しい口調もまた、好印象な本です。
概要
『The Journey 自分の生き方をつくる原体験の旅』は人生やキャリアの転機となった旅の経験を振り返り、その旅が彼らの生き方や仕事にどのような影響を与えたかを探求したエッセイです。
世界各地を旅しながら得たインスピレーションや出会いを通じて、自分たちの価値観や創造性を深めたプロセスが語られています。
旅を通じた学びが、自己発見や成長の源泉となることを伝える一冊です。
感想
自分が初めて海外に行った時や、異なる文化に触れた時を思い出させてくれるような、そんな本です。
個人的に著者の四角大輔さんのファンでもあり、おすすめの一冊でもあります。
章ごとに書いている人が異なっているので、一冊でさまざまな視点からの旅を楽しむ事ができます。
またすぐ旅に出たいなと、素直に思わせてくれる素敵な本です。
僕が旅に出る理由
概要
『僕が旅に出る理由』は大学生が自身の旅の体験や日常の中で感じたことを綴ったエッセイ集です。
旅を通じて出会う人々や風景、偶然の出来事の中に自分自身を見つめ直すヒントがあると語り、旅がもたらす非日常的な経験や、異文化との出会いがどのように彼らの人生観に影響を与えたかを描いています。
読者に、旅の魅力や、日常から一歩踏み出すことで得られる新たな視点を提供する一冊です。
感想
旅する100人の大学生の実体験をもとに書かれている本。
感受性豊かな若者の言葉で、初めての旅や心にのこる旅について書かれており、自分も旅に出たくなるような内容です。
旅をたくさん経験されている人には少し物足りないかもしれませんが、これから旅に出たい人、久々に旅に出る人には新鮮さを与えてくれる素敵な本です。
八十日間世界一周
概要
『八十日間世界一周』は、フランスの作家ジュール・ヴェルヌによる冒険小説です。
物語は、イギリス紳士フィリアス・フォッグが、使用人のパスパルトゥーと共に「80日間で世界を一周する」という大胆な賭けに挑むというもの。
1872年のロンドンを出発し、鉄道や船を使いながらインドやアメリカなどを経由して世界を駆け巡ります。
旅の途中で数々の困難やトラブルに直面しつつも、フォッグは冷静沈着に行動し、時間との戦いを繰り広げます。
感想
当時の世界一周はどれだけ想像を絶する旅なのか、少し読むだけでもまじまじと伝わってくる本です。
旅にトラブルは付き物と言いますが、現代では考えられないくらいのトラブルに見舞われます笑
それでも一つ一つ冷静に対処して無事に世界一周を成し遂げるエピソードがカッコよく、自分も世界一周してみたいとシンプルに思わせてくれる本でした。
概要
『リーマントラベラー 週末だけで世界一周』は、忙しいサラリーマンでも週末を利用して世界一周のような旅行体験をする方法を提案する書籍です。
限られた時間を有効に使い、短期間で多くの国や地域を効率的に訪れるための具体的なプランやノウハウを紹介しています。
週末の連休を活用し、仕事と旅行を両立させるためのアイデアや、旅行先での楽しみ方、計画の立て方などが詳しく解説されており、忙しいビジネスパーソンに向けた実践的な旅行ガイドです。
感想
社会人になっても旅に出るための実用的な内容が書かれています。
休みの取り方や効率的に旅に行く方法、サラリーマンでも頑張れば意外と海外旅行を楽しめるということを教えてくれた本です。
旅のモチベーションを上げてくれるというよりは、社会人が効率良く旅に出るための実用書というイメージが近いです。
まとめ
以上が僕のおすすめの旅の本でした。
少しでも皆さんの旅に対するモチベーションやイメージが上がったら嬉しいです。
今日はここまで。
それでは良い旅を!