京都に移住してからはや半年が過ぎました。
長くても2年位住もうと考えているので、 毎週のように観光に出かけています。
お勧めの観光地についてよく聞かれるのですが、 定番の観光地だとつまらないので、若干穴場のスポットについてご紹介します。
神護寺
神護寺(じんごじ)は、京都市右京区高雄に位置する古刹で、真言宗に属する寺院です。
平安時代初期、弘法大師空海が修行を行ったことで知られる真言宗の聖地で現在も多くの参拝者が訪れます。
境内には、国宝の五大堂や美しい三重塔があり、歴史的価値の高い文化財が点在しています。
特に秋には紅葉の名所として有名で、鮮やかな紅葉に彩られた山の景色が圧巻です。
また、宝物館では仏教美術や書跡が展示され、平安時代の文化に触れることができます。
山間の静けさに包まれた神護寺は、心を癒す旅にぴったりの場所です。
高雄エリアを訪れる際には、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
常寂光寺
常寂光寺は京都・嵐山にある日蓮宗の寺院で、1596年に日禎(にっちょう)によって建立されました。
紅葉の名所として有名で、四季折々の美しい自然が訪れる人々を魅了します。
特に秋には、境内が燃えるような赤と金のグラデーションに包まれ、まるで絵画のような景色が広がります。
名前の由来は「常寂光」という仏教の概念で、「永遠の静寂と光明」を意味しています。
境内には歴史的建造物が点在しており、なかでも本堂や多宝塔は重要文化財に指定されています。
多宝塔の周りには、紅葉だけでなく桜や新緑も楽しめるため、春から秋にかけて訪れるとそれぞれ異なる顔を見せてくれます。
境内を歩くと、足元に苔むした石段や古木が広がり、静寂な空間が広がります。
この寺院は、嵐山の観光名所の一つですが、賑やかな竹林や渡月橋のエリアとは異なり、より静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。
観光シーズンでも、嵐山の渡月橋や天龍寺などと比べてゆったりとした時間を過ごせるのが魅力です。
歴史的な建物と四季の風景が融合した空間で、心の静けさを取り戻すには最適の場所です。
特に忙しい日常から離れて心を落ち着けたい時に訪れるのにぴったりのスポットです。
東福寺
東福寺は、京都市東山区に位置し、京都五山の一つに数えられる大寺院です。
鎌倉時代の1236年、摂政九条道家によって創建され、禅宗寺院としての長い歴史を誇ります。
最も有名なのは、秋の紅葉の名所である「通天橋」からの眺めです。
通天橋は、渓谷をまたぐようにかけられた木造の橋で、秋には周囲の木々が紅葉し、まるで紅葉の海の上を歩いているような気分を味わえます。
そのため、観光シーズンには多くの人々が訪れ、橋の上から京都の秋の絶景を堪能します。
また、方丈庭園も東福寺を訪れる際に外せないスポットです。
この庭園は、白砂を使った枯山水の庭園で、四方に異なるテーマの庭が配置されています。
禅の精神を象徴する抽象的なデザインが施されており、石や苔が織りなす自然の調和が見事です。
これらの庭園は、禅の修行や瞑想の場として設計されており、静寂の中で心を整えるための場所として多くの人々に親しまれています。
京都の中心地から少し離れているため他の観光地と比べて混雑が少なく、落ち着いて観光を楽しむことができる場所です。
歴史ある建物と美しい自然、そして心を落ち着かせる禅の庭園が織りなす風景は、京都観光の際にぜひ訪れたいスポットです。
南光院
南光院は京都市内の観光地とは少し離れた静かな場所にある小さな寺院で、観光客にはあまり知られていない隠れ家的スポットです。
この寺院の創建は平安時代に遡ると言われており、歴史的な価値も高いものがありますがその詳細についてはあまり知られていません。
南光院の最大の魅力は、周囲を囲む自然の美しさと、静寂に包まれた落ち着いた雰囲気です。
境内には手入れの行き届いた庭園が広がっており、四季折々の花々が咲き誇ります。
寺院の敷地内には、古木や苔むした石畳が続いており、歴史の重みを感じさせる静かな空間が広がっています。
都会の喧騒から離れ、静寂の中で自分自身と向き合う時間を持つことができるため、リラックスやリフレッシュを求める人々にとっては絶好のスポットです。
(実際にただ縁側に座ってぼーっとしている人が何人もいました)
また、訪れる度に異なる顔を見せる季節の変化も楽しむことができるので、何度も足を運びたくなる魅力があります。
アクセスも比較的便利でありながら観光地としての知名度が低いため、混雑することなく静かな時間を過ごせるのが大きな魅力です。
人混みを避けたい方や、静かな環境で歴史や自然を感じたい方にとって、南光院は心の癒しを提供してくれる場所です。
鞍馬寺
鞍馬寺は、京都市北部に位置する鞍馬山に建つ天台宗の寺院で、天武天皇時代に創建されたと伝えられています。
天狗伝説や源義経にまつわる歴史的エピソードで知られており、訪れる人々にとっては歴史探訪の場でもあります。
鞍馬山自体が信仰の対象とされており、修行の場としても古くから多くの僧侶が訪れてきました。
鞍馬寺の最大の魅力は、自然豊かな参道を歩きながら訪れることです。
京都市内の観光スポットと比べて、山道を登るハイキングのような感覚で参拝できるため、都会の喧騒を忘れて森林浴を楽しむことができます。
思ったよりもしんどい登山道なので、歩きやすい服装で行くことをおすすめします。。!
山の中腹に位置する本堂にたどり着くまでの道のりでは、木漏れ日が差し込む美しい森や、静けさに包まれた古木に心が洗われます。
また、鞍馬寺は自然と歴史の融合が感じられる場所で、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、そして冬には雪景色と、四季折々の風景を楽しむことができます。
鞍馬山の頂上近くには、義経の修行を行ったと言われる「義経堂」があり、歴史ファンにとっても見どころの一つです。
ここから眺める景色は、京都の山々が一望できる絶景スポットとしても人気です。
体力に自信のある方には特におすすめで、京都市内の観光とは一味違う、自然と歴史に触れる深い体験ができる場所です。
心と体をリフレッシュさせるためにも、ぜひ一度訪れてみてください。
貴船神社
貴船神社は、京都市の北部、鞍馬山の麓に位置し、水の神「高龗神(たかおかみのかみ)」を祀る古社です。
創建の歴史は古く、約1300年に及ぶと言われています。貴船神社は「水の神様」として知られており、特に雨乞いや航海安全のご利益があるとされています。
また、恋愛成就や縁結びの神社としても名高く、全国からカップルや参拝者が訪れています。
神社への参道は、石段が続く幻想的な雰囲気で、両側には朱塗りの灯籠が並び、まるで神話の世界に足を踏み入れたかのような感覚を味わえます。
特に、雨が降った後は、湿った苔や木々が一層緑を濃くし、神秘的な空気が漂います。
貴船川が神社のそばを流れており、夏には「川床」と呼ばれる涼を取るための風物詩が楽しめます。
川の上に設置された座敷で美味しい料理をいただきながら、涼しい風を感じることができるのは京都ならではの特別な体験です。
また、貴船神社には「水占い」という独特の占い方法があり、社務所で購入したおみくじを水に浸すと、文字が浮かび上がる仕組みです。
神秘的な自然と信仰が融合する貴船神社は、京都市内の喧騒を離れて心静かに参拝できる場所です。
歴史ある神社でありながら現代でも多くの人々に愛され、訪れるたびに新たな感動を与えてくれるスポットです。
桂離宮
桂離宮は、京都市西部に位置する日本庭園の最高傑作として知られている庭園です。
江戸時代初期に皇室の別邸として建設されたこの離宮は、桂川のほとりに広がる静寂な環境にあり、特にその庭園の美しさは国内外から高い評価を受けています。
庭園の設計は池を中心とした「回遊式庭園」という形式で、訪れるたびに異なる風景を楽しむことができます。
この庭園の魅力は、「不整備の美」というコンセプトをもとにした自然と人工の絶妙な調和です。
桂離宮には複数の建物が点在しており、それぞれの建物が異なる景観を楽しめるように工夫されています。
たとえば、松琴亭(しょうきんてい)からの眺めは、池と樹木が織り成す美しい風景を額縁のように切り取ったような構造になっており、日本の「侘び寂び」の精神を体現しています。
見学には事前予約がおすすめですが、その分、静かで落ち着いた雰囲気の中で庭園を楽しむことができます。
※当日券もありますが、朝早くに行かないと売り切れてしまう可能性もあるので予約することをおすすめします。
日本庭園の美しさを堪能したい方や、日本の伝統建築に興味がある方にとって、桂離宮は外せない観光スポットです。
四季折々の風景が楽しめるため、何度訪れても新たな発見があるでしょう。
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